【レストランばーく】(神奈川・鶴見)巨大ハムカツは1切れ約100グラムが4枚も!
一枚一枚が存在感を主張
ワクワクして楽しくなる。揚げたてでホクホクと湯気を放つ分厚いハムカツたちは、一枚一枚が「オレが主役だ!」と言わんばかりに存在感を主張。そこにかけられた特製ソースは照明を反射し、艶めかしく輝いて役者を引き立てる。
満を持して箸でつまみ上げると、ズッシリとした重みが指先を越えて手首に伝わる。大きく一口、ガジリ。居酒屋のハムカツにこれほど「ハム」を感じたか。ザクザクの衣をかみ切った途端、肉々しい重厚な味わいが口いっぱいに広がった。ウマい。
そこからは一心不乱だった。この量だけに、満腹感を覚える前に胃袋へ詰め込まなくては。そんな細かい理屈を押しのけるように口が新たな一口を求めるのだ。食べ終えると腹はいっぱい、気持ちは何ともいえない充足感で満たされた。
「周りの店がやっていないことをやりたくて、このハムカツを創作しました。ウチのメニューのほとんどがオリジナルなので、ほかのメニューも食べてもらいたい(笑)。オレには料理しかないから、出来る限り店に立ち続けるつもり。これからも料理を研究して進化し続けますよ」とは店主の河野克夫さん(77)。これからも元気に続けてほしい店だ。
(住)神奈川県横浜市鶴見区豊岡町1-17
(℡)045-571-5845
(営)11~14時(LO)、17時~19時45分(LO)