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植草美幸恋愛・婚活アドバイザー

恋愛・婚活アドバイザー。1995年、アパレル業界に特化した人材派遣のエムエスピーを創業(現・代表)。そこで培われたコーディネート力と実績を活かし、2009年、結婚相談所マリーミーをスタート。業界平均15%と言われる成婚率において、約80%の高い成婚率(※)を誇り、成婚件数 も1000件以上を数える。著書は「ワガママな女におなりなさい 『婚活の壁』に効く秘密のアドバイス」(講談社)、『「良縁をつかむ人」だけが大切にしていること』(諏内えみ氏との共著、青春出版社)、「結婚の技術」(中央公論新社)、「なぜか9割の女性が知らない婚活のオキテ」(青春出版社)など多数。(※)成婚退会者数÷全体退会者数で算出。

「年収300万円」でも20代で結婚相談所に入会する男性の事情

公開日: 更新日:

 近年は男性も20代の若いうちに結婚相談所に入会するケースが珍しくありません。女性の場合は、早く結婚して専業主婦になりたいという人が昔から一定数いました。一方、男性は30代以降で周りが結婚するようになって、自分も結婚した方がいいのではと婚活を始めるパターンが一番多かったのです。

 ただ現在は、特に年収が低い人ほど若いうちに婚活を始めます。将来的に年収がそれほど上がる見込みのない職業の男性は、「若いうちじゃないと結婚できない」と思っているのです。

 大阪の男性会員(23)の例を紹介します。彼は祖父母と生活していました。正社員採用にはならず、社会保険にも入れていない非正規雇用で年収が300万円。大阪で開催した私のセミナーに参加した彼から、セミナーの後のカウンセリングで、「早くしないとライバルがどんどん増えるし、彼らは年収がどんどん上がっていく。自分は年収が低くアピールできるものもないから、早く行動を起さないと結婚できなくなる」と相談を受けました。

 そこで私はこうアドバイスしました。「武器がないなら、同居の80歳のおばあちゃんに料理を作ってもらっていないで、お料理も洗濯も自分でやって、まず家事がしっかりできるようになってください」。

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