厚労省が職員9万人を対象に「マイナ保険証アンケート」の愚策…エグすぎる質問事項の“大きなお世話”
必死さが痛々しい。マイナ保険証の利用率向上に躍起になっている厚労省のことである。利用率は先月時点で約11%と、いまだに低空飛行中。25日の毎日新聞朝刊によると、厚労省は職員ら約9万人を対象に、メールを通じてマイナ保険証に関するアンケートを実施しているという。
「まず隗より始めよ」といえども、質問事項がなかなかえぐい。ザっと次の通りだ。
〈あなたは先月に医療機関等を受診しましたか。受診の際、マイナ保険証を利用しましたか〉
〈次回の医療機関の受診の際、マイナ保険証を利用する予定はありますか〉
〈あなたはマイナ保険証についてどのような印象や考えをお持ちですか〉
回答者自身の利用状況の他、その扶養者がマイナ保険証を利用しているかどうか、現行の保険証を使う理由は何かなど、プライバシーにかかわる内容もズケズケと質問。果ては、職員に利用を呼びかける河野デジタル相のメッセージを確認したかどうかも尋ねているという。大きなお世話だ。