河野太郎「マイナ活用で確定申告」総裁選公約ブチ上げで大炎上…識者「新たな強制策」とバッサリ
当然「ボタンポチッと確定申告」には、システム改修が必須。そう簡単ではなさそうだが、不安に拍車をかけるのがマイナ保険証の惨状である。現行の保険証の廃止が12月に迫っているのに、いまだにトラブルは絶えない。
千葉県保険医協会が会員の県内4243医療機関を対象に「5月以降のマイナトラブル」について調査すると、回答した646医療機関のうち68%でトラブルを確認。55%が「その日に持ち合わせていた健康保険証でトラブルを回避した」という。
トラブルの中身は「●が出てくる」(45.8%)、「カードリーダーの接続不良・認証エラー」(34.8%)、「資格情報が無効」(31.3%)など、相変わらずだ。
「前回調査に比べ『トラブルがあった』が約16ポイントも増えました。政府が5月からマイナ保険証の利用促進を強化したのでトラブルも増えたのでしょうが、昨年末に政府が示した再発防止策が機能していないのではないか」(千葉県保険医協会・宮崎博幸主任)
マイナ保険証すらトラブル続きでは、マイナ活用の確定申告なんて絶望的だ。「有事の今こそ、河野太郎」──やはり、悪い冗談にしか聞こえない。