不知火美術館・図書館(熊本県宇城市)生まれ変わった「知」と「美」の交差点

公開日: 更新日:

 熊本県宇城市にアートと知識の交差点がある。

「不知火美術館・図書館」は2022年にリニューアルオープンし、「誰もが創造性を育み発揮する美術館・図書館」というコンセプトのもと、地域の文化の新しい拠点として注目されている。

 この施設は美術館と図書館が一体化しており、美術館ではブラジルのピカソと称されたマナブ間部や、写真家の河野浅八ら、地元宇城が生んだ芸術家たちの作品を収蔵している。

「図書館には、ライフスタイルを豊かにするための本を中心として約13万冊の蔵書があります。その中でも美術館での体験が深められるように、最も目につく場所にアートの本をセレクトして置いています」と広報担当の山田翔夢さんは話す。

 不知火海の蜃気楼「不知火現象」をイメージした建物自体もアートの一部だ。壁面、天井に設置されたルーバースクリーンがやわらかな光の空間を作り出し、95メートル連続する建物は光と静けさが調和し、訪れる人を包み込むような温かさがある。

 リニューアル後にはスターバックスも併設され、アート作品が飾られた木調の落ち着いた雰囲気の中、コーヒーを片手に読書を楽しむというぜいたくなひとときが味わえる。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 暮らしのアクセスランキング

  1. 1

    悠仁さまのお立場を危うくしかねない“筑波のプーチン”の存在…14年間も国立大トップに君臨

  2. 2

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  3. 3

    安倍昭恵氏が石破外交“切り札”に? 米トランプ次期大統領との会談模索に「私人」を担ぎ出す情けなさ

  4. 4

    維新現職国会議員からのセクハラを女性区議が告発…ヤバい体質またまた露呈で分裂に追い打ち

  5. 5

    悠仁さまは東大農学部第1次選考合格者の中にいるのか? 筑波大を受験した様子は確認されず…

  1. 6

    タイでマッサージ施術後の死亡者が相次ぐ…日本の整体やカイロプラクティック、リラクゼーションは大丈夫か?

  2. 7

    「賑わいが戻るまで10年はかかる」北陸随一の温泉街・和倉温泉が抱えるもどかしさ…夜の街も悲鳴

  3. 8

    「悠仁さまは東大に行かれた方が…」筑波大教授が懸念する2年前の“提携校進学制度”のいきさつ

  4. 9

    悠仁さまは学習院ではなぜダメだった?大学進学で疲弊する宮内庁職員「もうやめたい」と悲鳴

  5. 10

    《#兵庫県恥ずかしい》斎藤元彦知事を巡り地方議員らが出しゃばり…本人不在の"暴走"に県民うんざり

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希はロッテの「足枷」だった…いなくなってFA石川柊太の入団がもたらす“これだけのメリット”

  2. 2

    絶対守護神マルティネス「巨人入り」急浮上の舞台裏…米敏腕記者が「2年24億円で合意間近」と

  3. 3

    フジテレビが2番組を終了させダウンタウン松本人志に「NO」を突き付けたワケ…日テレとは異なる対応

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  5. 5

    米倉涼子「ドクターX」興収30億円でも満島ひかりが阻む"興収女王"の座…期待値の高さから落胆の声も

  1. 6

    立花孝志氏が大阪・泉大津市長選で惨敗…有権者の投票行動を後押しした「お笑いみたいな噂」

  2. 7

    佐々木朗希の「独りよがりの石頭」を球団OB指摘…ダルやイチローが争奪戦参戦でも説得は苦戦必至

  3. 8

    安倍昭恵氏が石破外交“切り札”に? 米トランプ次期大統領との会談模索に「私人」を担ぎ出す情けなさ

  4. 9

    安倍昭恵さん×トランプ夫妻「夕食会」の舞台裏…永田町で飛び交う臆測と“パイプ役”の名前

  5. 10

    M-1グランプリ審査員は“完璧な布陣”…ますます高まる「松本人志不要論」