新橋に展示された沈没船の10億円財宝はすべて贋作だった!
【読み切りドキュメント 美術商の事件簿】(下)
「男のロマンですよね」
この会場に私を誘った辻本という男が耳元で呟いた。辻本の話によると、ここに展示されている壺や宝石は約50点で、総額10億円以上。これまでに引き揚げられた財宝の一部だという。
だが、展示品は売買が目的ではないようだ。
「ここにある財宝は、…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り2,236文字/全文2,376文字)
【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】