下げ相場こそチャンス! 新NISAで稼ぐ銘柄選びは「3兆円クラブ」がカギ握る【一覧表付き】
時価総額2兆円台は狙い目
時価総額は「株価×発行株数」で算出する。会社の規模や実力、価値を測るうえで有効な指標だ。日本のトップはトヨタ自動車で約44兆円(1月9日終値ベース)。以下、ソニーグループ、NTT、三菱UFJFG、キーエンスと続き、10兆円超えは9社。3兆円以上は64社あった。
そのなかから高配当をピックアップすると、JT(配当利回り5.0%)、ソフトバンク(4.7%)、日本製鉄(4.5%)など。JT株を100万円分保有していたら、年間に5万円の配当が得られる計算だ。売却しない限り、毎年受け取れる。
「時価総額が2兆円台にある企業も狙い目だと思います。“3兆円クラブ入り”を目指し、株高になるような施策を打ち出してくる可能性が高い。日本を代表する会社が揃っていますし、業績アップも期待できます。2兆円台の企業が、株価4万円到達のカギを握っているといえそうです」(清水秀和氏)
確かに時価総額2兆円台には大和ハウス工業や三菱重工業、味の素、花王、イオン、三菱地所、アサヒグループHDなど優良企業がズラリ。株主が最も恐れる「最悪の事態(倒産)」の不安は少ない。新NISAの投資先としてピッタリかもしれない。