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中西文行「ロータス投資研究所」代表

法政大学卒業後、岡三証券入社。システム開発部などを経て、岡三経済研究所チャーチスト、企業アナリスト業務に従事。岡三インターナショナル出向。東京大学先端技術研究所社会人聴講生、インド政府ITプロジェクト委員。SMBCフレンド証券投資情報部長を経て13年に独立。現在は「ロータス投資研究所」代表。

24年相場は「ダウの犬」投資法が有効か…「厳しい1年を覚悟せよ」の指摘も

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 新年も地元の宝くじ売り場に行列が見られる。2023年のブルームバーグ・ビリオネア指数によると、富裕層上位500人の純資産合計は23年に1兆5000億ドル(約212兆円)急増した。富裕層が保有するテクノロジー株は人工知能(AI)を材料に最高値を更新した。

 テクノロジー業界の富豪の資産は48%(6580億ドル)増加した。アマゾン・ドット・コムの創業者ジェフ・ベゾス氏は23年に資産を700億ドル以上、メタ・プラットフォームズのマーク・ザッカーバーグ氏も資産を800億ドル余り増加させた。

 23年の日経平均株価は年間28%上昇、上昇幅は1988年(39%増)、89年(29%増)に次ぐ歴代3位。円安による輸出企業の業績押し上げに、「ウィズコロナ」の生活定着などが株価を押し上げた。

■大発会は陽線

 24年も物価上昇による実質マイナス金利と予想される日本。新年のご祝儀相場は魚河岸では健在で、豊洲市場の初競りで青森県大間産のクロマグロが1匹1億1424万円で競り落とされ、23年初競りの3倍超の値がついた。初日の魚河岸では、その年の商売繁盛を願って通常より高い価格で取引される。証券界も大発会は大切で、大発会の日経平均株価は陽線(始値より終値が高い)となった。アノマリーでは、大発会が陽線なら1月の月足も陽線となる。

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