著者のコラム一覧
有森隆経済ジャーナリスト

早稲田大学文学部卒。30年間全国紙で経済記者を務めた。経済・産業界での豊富な人脈を生かし、経済事件などをテーマに精力的な取材・執筆活動を続けている。著書は「企業舎弟闇の抗争」(講談社+α文庫)、「ネットバブル」「日本企業モラルハザード史」(以上、文春新書)、「住友銀行暗黒史」「日産独裁経営と権力抗争の末路」(以上、さくら舎)、「プロ経営者の時代」(千倉書房)など多数。

小林製薬(上)「紅麹サプリ」の健康被害原因は未だ特定できず…大阪・関西万博への参加はどうなる?

公開日: 更新日:

 厚労省によると、製品原料から青カビに由来する化合物、プベルル酸が検出されたほか、複数の未想定の物質が見つかっていて、被害原因はいまだ特定できていない。長期化が予想される。

「今後の業績への見極めは困難」とし、24年12月期(通期)の連結業績予想は取り下げた。

 当初の24年12月期の決算予想は、売上高1856億円(前期比7.0%増)、営業利益263億円(2.0%増)、経常利益275億円(0.6%増)、当期利益205億円(0.8%増)だったが、この数字が日の目を見ることはあるまい。アナリストは「従来の常識からいって、赤字転落しても誰も驚かない」と言っている。

 製薬業界の関係者は「医薬品&日用品でいろいろチャレンジする会社。良い製品もあれば、そうでないものもある」。功罪相半ばする会社と見ているようだ。

■万博イベント参加は辞退したが…

 紅麹問題は大阪・関西万博に影響を及ぼしている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  2. 2

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 3

    中森明菜が16年ぶりライブ復活! “昭和最高の歌姫”がSNSに飛び交う「別人説」を一蹴する日

  4. 4

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  5. 5

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  1. 6

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  2. 7

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  3. 8

    雑念だらけだった初の甲子園 星稜・松井秀喜の弾丸ライナー弾にPLナインは絶句した

  4. 9

    「キリンビール晴れ風」1ケースを10人にプレゼント

  5. 10

    オリックス 勝てば勝つほど中嶋聡前監督の株上昇…主力が次々離脱しても首位独走