萩生田光一氏ニタリ?自民党東京都連の裏金疑惑から「逃げ切り」の公算…都議会自民は会計担当職員を立件へ
自民党の伝統芸といえる裏金づくりの真相は闇へ、闇へと葬られてしまうのか。
旧安倍派などに捜査のメスが入った裏金事件は、東京都議会の自民党会派に飛び火。政治資金パーティーを舞台に類似手口で組織的に裏金をつくっていたことがバレたが、読売新聞(14日付朝刊)によると、政治資金収支報告書の訂正に向けて動いているという。「裏金」ではなく「不記載」でごまかそうとしているわけで、それを許せば「本丸」の思うツボ。いまなお党都連を牛耳る前会長の萩生田光一元政調会長のニタリ顔が目に浮かぶようだ。
都議会自民会派の政治団体「都議会自民党」は、政治資金規正法(虚偽記載)の時効にかからない過去5年のうち、2019年と22年にパーティーを開催。収支報告書には6246万円、6112万円の収入があったと記載していた。
「パーティー券は派閥同様、1枚2万円。各都議に販売ノルマが課され、超過分の中抜きは常態化していました」(都連関係者)
読売によると、ノルマは都議1人につき50枚。20人以上が超過分をプールするなどし、裏金は2回分だけで3000万円前後に上るもようだ。会派は調査結果をまとめ、月内にも収支報告書を訂正する方針を固めたという。