兵庫県知事選で公選法違反疑惑…雲隠れのPR会社女性社長は今何を?斎藤元彦氏まさかの再選から2カ月
昨年11月の出直し選で、兵庫県の斎藤元彦知事が再選してから、17日で2カ月。「まさかの返り咲き」の後も県政の混乱は続く。再選直後から公職選挙法違反疑惑が浮上し、今なお収束の気配は見えない。
疑惑の発端は投開票3日後の昨年11月20日、県内のPR会社「merchu」(メルチュ)の折田楓代表の告白だった。投稿サイトに「広報全般を任せていただいた」とし、斎藤陣営のSNS戦略を書き連ねたのだ。
この内容などを根拠に、斎藤側がPR会社にSNS運営など選挙運動の報酬約70万円を支払った疑いで公選法違反(買収)容疑の告発状が神戸地検と県警に送付され、昨年12月16日に受理された。
この間、折田氏はメディアの前に一切、姿を現さず、メルチュのオフィスはもぬけの殻。雲隠れを続ける折田氏は今、何をしているのか。
「オンライン会議で顔を合わせましたが、以前と変わりない様子でした」
そう語るのは高知県広報広聴課の担当者だ。メルチュは今年度、同広聴課の「SNS公式アカウント分析等委託業務」のコンペを約246万円で落札。今年3月末まで業務を委託されている。担当者が続ける。