露骨な新元号、新天皇の政治利用「令和」幕開けの異様<上>
正午に「首相談話」、ほぼ全局が生中継という異様な時代の幕開け

どうして、この男がしゃしゃり出てくるのか。
1日発表された「新元号」。「昭和」から「平成」に変わった時は、小渕官房長官が「平成」の墨書を掲げ、竹下首相の談話も代読した。今回もそれで十分だったはずだ。
ところが、午前11時40分に菅官房長官が新元号を発表した後、わざわ…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り2,357文字/全文2,498文字)
【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】
■関連記事
-
保阪正康 日本史縦横無尽 シリーズ「昭和の亡霊・7つの戦時用語」(79)天皇免責の証言よりも重かった東條英機の「プライド」とは
-
声を放つ 当事者の証言 三菱銀行立てこもり事件の犯人が通った酒屋の店主「月に1回くらい来て高い酒を注文していくんですわ」
-
保阪正康 日本史縦横無尽 シリーズ「昭和の亡霊・7つの戦時用語」(78)「天皇を免責するためには、あなたの証言が重要である。自殺はしないように」(下村定陸相)
-
保阪正康 日本史縦横無尽 シリーズ「昭和の亡霊・7つの戦時用語」(77)東條英機は戦陣訓をつゆとも意識せずに自決を図った
-
韓国で6.3投開票「李在明大統領」に備えよ (下)韓国で「国民」は、統合ではなく分断の言葉となった…深まる溝は埋まるのか