<8>今こそ「戦略的臥薪嘗胆」さもなくば尖閣諸島に五星紅旗が翻る

「戦略的臥薪嘗胆、それしかない」
外務省高官は力なく呟いた。臥薪嘗胆とは大日本帝国が日露戦争で勝利し、遼東半島の割譲を受けながら、仏独露の三国干渉によって割譲を断念させられた際に、臣民が肝に銘じた中国の故事成語である。
尖閣諸島水域の緊張を1932年夏、盧溝橋事変…
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