尹錫悦大統領を襲う「韓米の女難」 夫人は検察に聴取され、元CIA分析官の韓国系美女も逮捕
韓国の尹錫悦大統領が国内外で追い込まれている。カネにまつわる疑惑がくすぶる金建希夫人を古巣の検察が事情聴取。不信は高まる一方で、国会では弾劾訴追に向けた手続きが進む。蜜月関係と評されてきた米国では、FBIが元CIA分析官の韓国系美女を尹政権のエージェントだとして逮捕。当局が起訴した。頼みの綱のバイデン大統領は再選断念を表明し、泣きつく先もない。岸田首相がよって立つ「日米韓の緊密な連携」の瓦解は秒読みだ。
ソウル中央地検は先週末、株価操作や高級ブランドバッグ授受疑惑を抱える夫人を召喚し、深夜まで半日以上も聴取。現職の大統領夫人がこの手の扱いを受けるのは初めてで、タイミングも絶妙だった。弾劾訴追を求める100万人超の国民請願によって国会で聴聞会が開かれた翌日。26日には2回目が予定されている。尹には相当な痛手だ。
「2代前の検察総長だった尹氏に検察が刃を向けたのは、低支持率にあえぐ政権が体力を失っているとみているから。当初は政権寄りだった検察への国民不信を払拭するために〈法の前に例外も特恵も聖域もない〉という姿勢を見せる必要がある。米国の動きも見過ごせません」(コリア・レポート編集長・辺真一氏)