すでに「第3次世界大戦」に突入か? 年末恒例ロング会見で露見したプーチン大統領の“世界観”
■トランプ停戦案は突っ返し
11月にウクライナ東部のドニプロに撃ち込んだ新型中距離弾道ミサイル「オレシュニク」の性能をめぐる質問に対しては、「キーウに目標を設定し、攻撃してみよう。実験の用意はできている」と不気味な反論。会場をざわつかせた。
「停戦を急ぐトランプ氏側は、ロシアに対しては応じなければウクライナ支援を強化すると持ち掛け、ウクライナには支援を止めると脅しているようですが、少なくともプーチン氏が乗ることはないでしょう。逆に、今年5月に1期5年の任期が切れたゼレンスキー大統領が再選されない限り、交渉相手としては認めないと突き返している」(中村逸郎氏)
ここへきてトランプ側はNATO加盟国に対し、国防費をGDP比5%に引き上げるよう求める一方、ウクライナ支援継続をチラつかせているという。
手詰まり感が漂う。世界の安寧は遠い。
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トランプ次期米大統領から夕食会に招かれた安倍元首相の妻・昭恵氏。昭恵氏のブッ飛んだ行動に生前からの安倍シンパたちが勢いづくいている。●関連記事【もっと読む】『昭恵さんがトランプとの「絆」の深さ世界に見せつけ 驚きの“外交力”に色めく安倍シンパと裏金幹部たち』で詳報している。