高校生を日給1万円で19時間酷使、制裁金100万円を要求し脅す…テキ屋団体トップの乱暴狼藉

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 さらに少年を車の中に連れ込むと、ガムテープでぐるぐる巻きにされた人や、紐で縛られ、倉庫内で横たわっている人の画像を見せて恐怖心を抱かせた。

「少年たちは早朝6時から開店準備を手伝わされ、休憩もロクに与えられず、長い時は撤去作業が終わる深夜1時半ごろまで19時間、ぶっ通しで働かされていた。それで報酬は日給1万円プラス食事代の1万1000円だけだった。テキ屋たちは入れ墨を隠そうともせず、出店を巡って文句を言ってきた地元住民に対して怒鳴り散らすなど、無法な振る舞いをしていた。少年たちはそれを目の当たりにしていたため、逆らうと暴力を振るわれると思い、怖くて言うことを聞くしかなかった」(捜査事情通)

 松本容疑者はテキ屋団体のトップで、神奈川県綾瀬市に拠点を構えている。自宅は同市内の閑静な住宅街にあり、敷地面積が400平方メートル超のひときわ目立つ大豪邸だ。

 孫ほど年の離れた少年たちを散々コキ使い、搾取するとは、トップとしての矜持はないのか。

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