売り上げは5年で100億円! 悪質リフォーム業者の親玉「スーパーサラリーマン」の“金満”ド派手生活と勧誘術
悪質リフォーム業者の親玉は、「スーパーサラリーマン清水」と名乗り、4500万円のランボルギーニを乗り回すなど、ド派手な生活ぶりをSNSにアップしてアピールしていた。
無許可で高額な屋根の修繕工事の請負契約を結んだとして、警視庁暴力団対策課は10日、リフォーム会社「匠」の実質経営者だった清水謙行(49)、同社元代表の石井匠(45)両容疑者ら男4人を建設業法違反の疑いで逮捕した。
清水容疑者は自らがトップの「清水会」と称するリフォーム業者グループを立ち上げ、複数の会社を運営していた。会長の清水容疑者の下には専務や係長がおり、多い時には約150人のメンバーが在籍。5年間で約100億円を売り上げ、清水容疑者は納税後、約7億円の大金を手にしていたという。
その手口はこうだ。
アポインターと呼ばれる社員が一軒家に飛び込み営業し、「近くで工事をしていたらお宅の屋根が壊れているのが見えた」と住民に声をかけ、「点検」を口実に屋根に上がる。幹部が直接顧客のもとを訪れ、「修理が必要です」と言って請負契約を結んでいた。