ソフトB近藤健介離脱で迫られる「取扱注意」ベテラン2人の起用法…小久保監督は若手育成「撤回宣言」
昨季覇者のソフトバンクが、開幕から試練を迎えた。
昨2日、主力の近藤健介(31)が腰椎椎間板ヘルニアの内視鏡手術を行った。復帰までは2、3カ月の見通しだという。
日本ハム時代の2017年6月下旬にも腰の手術をし、9月下旬に一軍復帰。今回も順調なら、夏場には戻ってくる予定だ。
しかし、ソフトバンクには近藤以外にも「取扱注意」のベテラン2人がいる。それが柳田(36)と山川(33)だ。
柳田は毎年のように故障をしており、満身創痍。昨季も右足の筋損傷で、52試合の出場に留まった。山川は両足にバクダンを抱えており、近藤を含めた3人が守備の軽減負担でDHを回しているというチーム事情だ。
「ソフトバンクにとって一番怖いのが、ケガの連鎖です。腰を手術した近藤は復帰後、DH専念が濃厚。つまり、体力を最も消耗する夏場以降、柳田と山川をDHで起用したければ、近藤を休ませるしかない。必然的に3人が同時にスタメン出場する機会は減るでしょう。さらに小久保監督は今季のテーマであった若手育成を『前言撤回』と明言。やはりベテランの中村(35)を一塁とDHで起用する方針を報道陣に話していた。せめて柳田と山川を優先的にDH出場させ、夏場までに負担を軽減させた方がいいのではないか」