被害総額1150万円!中高生3人が不正入手回線使いコンサートチケット詐欺 フィッシングでデータ乗っ取り
やはり転売されていた「回線」は、犯罪に利用されていた。
SNSに「アイドルグループのコンサートチケットを売ります」と嘘を書き込み、「PayPay」で代金をだまし取ったとして、沖縄県南城市の中学3年生と東京都八王子市、福生市のいずれも高校2年生2人が26日までに、詐欺と不正アクセス禁止法違反の疑いで警視庁サイバー犯罪対策課に逮捕された。
3人は2023年秋ごろから、「X」に「コンサートのチケットを譲ります」などと投稿。購入希望者にペイペイで代金を送らせ、約1150万円をだまし取っていた。
さらに代金を受け取った後、「チケットを送れなくなったので返金します」と伝え、「返金手続きに必要なので」と言って購入者に自作フィッシングサイトのURLを送信し、誘導。購入者のペイペイのアカウントIDとパスワードを打ち込ませデータを盗み取っていた。
3人は容疑を認め、「だまし取った金はオンラインカジノに使った」と供述している。
3人がカネの受取先に使っていたペイペイアカウントは、楽天モバイルの他人名義の通信回線。そのうちの一部は別の中高生らが不正に入手し、転売していたものだった。