術後復帰3戦目で再発 「ウッズは腰痛を繰り返す」と専門家
「そもそもゴルファーになぜヘルニアが起きるのか。スイングの際に体重移動がスムーズに行われず、骨と骨の間のクッションの役割を果たす椎間板の局所に無理な力がかかり変形し、一部が突出する。それが周囲の神経を圧迫し、腰や足の痛みやしびれを起こす。今のウッズは腰痛のせいなのか、エルスのように無理のないウエートシフトができず、バックスイングで上半身を大きくひねり、高速の逆回転パワーで打っている。腰には大きな負担です。ゴルフはフェアウエーでもほとんど平らなところがなく、バランスを取り静止状態から打つ。腰や関節の深部にもより負荷がかかる。そんな状態で万全ではない腰でプレーすれば腰痛を繰り返し、腰をかばって他の箇所も痛め、体のトータルバランスを崩すのは時間の問題。それで選手生命が終わった者はいくらでもいます」
ウッズは大学2年でプロ転向。これまで数々の記録を塗り替え、手にしたメジャータイトルは14。十分稼いだ38歳の体はもはや限界なのかもしれない。