不振でツアー離脱のウッズ 「限界説」でも引退できない理由
「今はトーナメントで戦える状態にはない。準備ができたと思えたら戻ってくる」
タイガー・ウッズ(39)が11日、自身のホームページでこう明かした。
今季自身の初戦はプロ転向後の自己ワーストとなる82をたたいて最下位で予選落ちし、2戦目は1ラウンド途中で棄権。最強と呼ばれた時の面影はまるでなく、ボロボロだった。4人目のコーチを迎えてスイング改造に取り組んでいたが、「もうこれまでか」と、ゴルフ界では限界説が囁かれている。
タイガーが休養を発表する直前に、恋人でアルペンスキー選手のリンゼイ・ボン(30)が「日はまた昇ると自分を信じて」と、インスタグラムで意味深発言。ウッズに早くカムバックしてもらいたいということだろう。ツアーを休養してどうするのか。
■キャリア収入は1200億円も…
ウッズの生涯獲得賞金は1億ドル(約120億円)を超え、スポンサー契約金を含めたキャリア収入は10億ドル(約1200億円)以上もある。去年、フォーブス誌が発表したスポーツ選手長者番付は6位で、年収は6120万ドル(約73億4400万円)。ボンもP&Gなど、大手企業と総額300万ドル(約3億6000万円)でスポンサー契約を結ぶなど、2人ともカネを稼いでいる。また、ボンは先月、W杯通算勝利数を64まで伸ばし、35年間破られなかった歴代最多勝利記録を塗り替えるなど、競技人生は今がピーク。ウッズはニクラスが持つメジャー18勝(ウッズ14勝)、スニードが持つPGA最多82勝(同79勝)の更新は無理とあきらめて、ボンの応援に回るつもりか。