衰え顕著で全英も予選落ち…T・ウッズは引退へ一直線
【全英オープン】英国・セントアンドルーズ・オールドC・7297ヤード・パー72
4オーバー・139位発進のT・ウッズ(39)は、11番を終えたところで日没サスペンデッド。結局スコアを3つ落として7オーバー147位タイ。全米オープンに続き、メジャー2大会連続予選落ちだ。
会場のセントアンドルーズは、ウッズにとっては過去5回出場で2度優勝と相性のいいコース。大会前、「目標は全英オープン。すべての過程はそこでプレーするためのものだった」(ウッズ)と威勢がよかったが、直前の記者会見ではメディアから「引退」に関する容赦ない質問が浴びせられ、本人がこれを否定するなど、ひと悶着あった。
ここ数年はケガやスイング改造に苦しみ、2008年全米オープンを最後にメジャータイトルから遠ざかり、メジャー通算勝利数は14勝どまり。ジャック・ニクラスが持つ史上最多18勝の記録更新についても、「全然諦めていない。僕はまだ若い。40歳にもなっていない」(ウッズ)と強がってみせた。
しかし衰えは歴然としており、最強時代の面影がまったくない。この先メジャー勝利どころか、2012年以来となる米ツアー優勝もできるかどうか。このままズルズルと引退に追い込まれる可能性の方が高い。