優勝賞金7000万円の「マッチプレー選手権」はなぜガラガラ?
【ネスレ日本 マッチプレー選手権】
ツアー外競技の今大会は武藤俊憲(37)が片山晋呉(42)を3アンド1で下して初優勝。
賞金7000万円と副賞の高級自動車。それに欧州ツアー・ハッサン2世杯の出場権を手にした。
「決勝戦はいい試合内容でしたが、観客がガラガラで優勝賞金7000万円というのはちょと違和感を覚えます。今の男子ツアーには客を呼べるだけの魅力ある選手が不在ということです。入場料がタダでもいいからギャラリーをたくさん入れて、緊張した中でプレーさせたほうがよかった」(評論家・宮崎紘一氏)
ネックは高額入場料だった。車をクラブハウス前の駐車場に止めて、クラブハウスに入場でき、選手と一緒にレストランを利用できる昼食券が付いたプレミアムチケットは3万円もした。
また3日間前売り通し券1万5000円、前売り1日券6000円だ。
目の肥えた地元ゴルフファンに言わせると、「恵庭は札幌から遠く、人気プロがいないのにチケット代が高い。今週のANAオープンなら予選2700円、決勝4400円と手頃だから、プロのプレーを見るのなら慌てなくてもいいと考えています」となる。
いずれにしろ、主催者の「カネ払えば見せてやる」みたいな態度にゴルフファンはそっぽを向いたわけだ。