論客2人が分析 W杯アジア最終予選「日本代表」の戦い方

公開日: 更新日:

――最終予選を迎えるに当たり、ハリルホジッチ監督は「チームは第2段階に突入した」と明言しました。

「彼にとっての第1段階は『選手を見たい。そして基礎の部分を作る』というものでした。第2段階は戦術的なバリエーションを増やし、選手起用の選択肢を広げ、フォーメーションも戦い慣れている4(DF)-3(MF)-3(FW)以外に4-4-2、4-2-3-1など多様なスタイルに対応できる選手を試していくでしょう。3月の2次予選に長身FWハーフナー・マイクを初招集しましたが、選手層の拡充を図るという意図があったと思います。アフガニスタン戦にボランチのMF柏木が、試合途中から左MFでプレーしました。あえて慣れないポジションでの起用は、ひとりの選手が複数のポジションでプレーできるかどうか――をテストしたのでしょう。ハリルホジッチ監督は、グループリーグの1位しか最終予選に進出できず、さらに最終予選も1位以外はW杯に出られないアフリカにあって、決して強国ではないアルジェリアを率いてブラジルW杯でベスト16入りを果たしました。そんなハリルホジッチ監督にとって、各組2.5出場枠のアジア最終予選は、メンタル的にも余裕を持って臨めるでしょう」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    八角理事長が明かした3大関のそれぞれの課題とは? 豊昇龍3敗目で今場所の綱とりほぼ絶望的

  2. 2

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係

  3. 3

    元DeNAバウアーやらかし炎上した不謹慎投稿の中身…たびたびの“舌禍”で日米ともにソッポ?

  4. 4

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    フジテレビ顧問弁護士・菊間千乃氏に何が?「羽鳥慎一モーニングショー」急きょ出演取りやめの波紋

  2. 7

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  3. 8

    菊間千乃は元女子アナ勝ち組No.1! フジテレビ退社→弁護士→4社で社外取締役の波瀾万丈

  4. 9

    中居正広「引退」で再注目…フジテレビ発アイドルグループ元メンバーが告発した大物芸能人から《性被害》の投稿の真偽

  5. 10

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も