女子ゴルフ五輪代表 “穴馬”渡邉彩香の大まくりに現実味
7月11日の代表決定まで3週間。リオ五輪女子ゴルフの代表争いから、目が離せなくなってきた。先週、米女子ツアーで9位に入った野村敏京(23)は世界ランク(WR)22位となり、ほぼ決まり。残り1つのイスをめぐって、熾烈な争いが繰り広げられているのだ。
ともにランクを2つ落とした同43位の大山志保(39)と同44位の宮里美香(26)のポイント差はわずか0.005。さらに0.054ポイント差で渡邉彩香(22)が同45位につけている。
では、ダレが一番有利なのか。ポイント差こそわずかだが、置かれた状況は三者三様だ。
大山は6月上旬の試合で首を痛め、肩痛、腰痛を併発し、今週を含め5試合連続で欠場中。優勝すれば100ポイントを稼げる全米女子オープン(7月7日開幕)で一発勝負を懸ける。
一方、米ツアーを主戦場とする宮里は今週、昨年優勝争いをした(2位)大会に出場する。全米女子オープンを含めて出場機会は3試合。日本と比べて、多くのポイントを稼ぐチャンスがある。