なでしこJが崩壊危機 アルガルベ杯初戦でスペインに完敗
日本代表「なでしこジャパン」が、ポルトガルで開幕したアルガルベ杯の初戦(日本時間1日午後11時45分キックオフ)で、スペインに1―2で敗れた。
試合は「スコア以上の完敗」(サッカージャーナリスト・六川亨氏)だった。試合を通してスペインの個人技の高さ、出足の速さ、プレッシャーの強さ、球際の厳しさに圧倒されるばかり。
104試合目出場のMF阪口、82試合目のDF熊谷、73試合目のDF鮫島らベテラン勢は、明らかに衰え、代表デビューのFW籾木、左SB北川、MF長谷川、2試合目のDF高木といった選手とのコンビネーションの悪さも際立った。
「前監督・佐々木則夫体制を“引っ張り過ぎた”弊害もあり、世代交代を進められなかったツケが出た。世界の中でなでしこは、もはや11年ドイツW杯優勝、12年ロンドン五輪と15年カナダW杯の準優勝という立ち位置ではない。ポゼッションサッカーにこだわっていいのか? 堅守速攻型に変えるべきでは? など、抜本的な部分から変えていかないと、世界から、あっという間に置いていかれてしまう」(六川氏)
なでしこジャパン、崩壊の危機である――。