UAE戦で結論 ハリル日本は“本田外し”が世代交代の最善手
■ボールが本田には集まらず
だからといって日本代表が、次のタイ戦に続いて対戦するイラク(6月13日)、オーストラリア(8月31日)、サウジアラビア(9月5日)相手に簡単に勝てる保証はどこにもない。UAEに勝った今こそ、日本代表をレベルアップさせるための大胆かつ効果的な方策を実行に移すべきだ。
具体的には、これまで日本代表を牽引してきたとはいえ、衰えが顕著なMF本田圭佑(30)のほか、MF香川真司(28)、FW岡崎慎司(30)、そしてDF長友佑都(30)の4人に代表のユニホームを脱いでもらい、来年のW杯本大会を見据えて一気に世代交代を進めるべきではないか?
「代表2試合目で前半13分に貴重な代表初ゴールを決め、後半のチーム2点目をアシストした23歳FW久保裕也。その久保に見事なスルーパスを出した26歳DF酒井宏樹。1トップとして存在感を見せた26歳FW大迫勇也。左サイドで攻守にハードワークした25歳FW原口元気といった若手、中堅選手たちが奮闘したことでハリル日本代表を“勝てるチーム”に引き上げてくれた。たとえば昨年11月のサウジ戦に続いて2試合連続ベンチスタートとなった本田が、UAE戦の前に『新しい戦力が出て来ることを期待している』といった趣旨の発言をしていたが、それが現実味を帯びてきたことをヒシヒシと実感しているでしょう」(現地取材中の元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏)