結婚と第1子誕生はプラス 松山英樹メジャーVの“必須条件”
本来なら、全米プロの優勝会見で結婚と子どもの誕生を発表したかったことだろう。今後は当分、妻子を日本に置いての戦いとなる。「まだまだ未熟な私たちですが、力を合わせ、目標を達成するために努力してまいります」との決意もコメントした松山にとって、最大の目標とはメジャー大会の優勝に他ならない。
■「ルーティンについては再考を」
今回の全米プロは、最終日に一時はトップに立ちながら、自滅しての5位。世界ランクは再び2位に上がったものの、ならば、悔しい思いをした全米プロから学ぶこともあるはずだ。
ところが、敗戦直後の松山は、「これを次に生かしたいが、何をすれば勝てるのかわからない。一生懸命練習したいと思う」と言ったから不安である。
J・スピース(24=世界ランク3位)やJ・デイ(29=同8位)といったメジャーホルダーたちは「試合後も最後までパッティンググリーンにいるのはいつもヒデキだ」と、その練習量に舌を巻く。フィジカルトレーニングを怠らず、ドライビングレンジやパッティンググリーンで周囲が呆れるほどボールを打っても、全米プロの松山はメジャータイトルに手が届かなかった。