“後輩”勝みなみをPOで下す 初V岡山絵里を支えたライバル心
通算13アンダーで並んだ岡山絵里(21)と、昨年プロ入りした勝みなみ(19)のプレーオフは、1ホール目に勝が2メートルのパーパットを外して決着がついた。
「岡山は大阪商業大学高3年時にナショナルチームに入り、初めて日の丸を背負いネイバーズ杯団体戦の優勝に貢献。個人戦でも3位に入った。この時のメンバーだった高1の勝は、すでに15歳でプロツアーで優勝していたし、高3だった森田遥も昨年、ツアー初優勝を挙げている。会見では勝について『特別何か意識とかはしていない』と言ってたが、ナショナルメンバーの後輩たちに先を越されていたことは、彼女のモチベーションになっていたことは間違いない」(ツアー関係者)
若い選手が次々に育ってくる今の女子プロ界は“旬”が短い。みんな、古閑美保のように20代で数億円をためこんで30歳前後に引退するプランを持っているという。
「今はすごくうれしいです。2勝目を目指して頑張りますので、応援よろしくお願いします」と言った岡山は、プロ入りしてからの獲得賞金はここまで9411万円。まだまだ「億」の貯金はできない。