時松が辛うじて3勝目 プロの小粒化で縮まるアマとの実力差
【関西オープン】
ツアー3勝目を挙げた時松隆光(24)が優勝会見で、「アマチュアの久保田君が先にポーンと(スコアを伸ばして)行ってしまったんで、気楽にというか、2位でいいやと気持ちをコントロールできた」と振り返った。
学生には絶対に負けられないという闘志もなく、「(勝負を)仕掛けても自滅するし、技術もない。パーを積み重ねるプレースタイルをマイペースで」(時松)を貫いたら勝利が転がり込んできた。実際、最終日は71で回り、スコアを1つ伸ばしただけだ。
同組の単独首位発進、久保田皓也(20=東北福祉大3年)は12番終了時点までトップの座をキープ。通算12アンダーとして、2位の時松に2打差をつけていた。しかし、13番で林に曲げるトラブルからダブルボギー。ティーショットが右OBとなった15番でもダブルボギーを叩くなど終盤に自滅してしまった。
アマ4人目のツアー優勝には手が届かなかったが、プロ相手に善戦した――というより、「追いつけんなと思った」(時松)とプロのほうが白旗寸前だったのだ。