日本参戦4年目で初V ペ・ヒギョンが早く勝ちたかった事情

公開日: 更新日:

【中京テレビ・ブリヂストンレディス】

「いつかは優勝できるだろうと思っていた。(勝てない焦りは)なかった」

 日本ツアー参戦4年目のペ・ヒギョン(25・韓国)が、最終日に7バーディー、ノーボギーの65で回り初優勝した。

 ペは2014年のファイナルQTで9位に入り、15年から出場資格を獲得。3年連続で賞金シードを獲得している。だが、プロテストは受験していないため単年度登録選手になる。この勝利で晴れて日本女子プロゴルフ協会会員への入会申請ができ、理事会で承認されれば入会が認められるのだ。

 ペには早く勝ちたい事情があった。

 協会が外国人締め出しともいえる新制度を導入するからだ。来年からQTは日本のプロテストに合格したプロに限られ、ペがシードを失ったらQT挑戦の資格がなくなる。その“鎖国政策”に会員資格のない外国人プロが一刻も早くツアーで勝ちたいと必死なのだ。これから単年登録の韓国人が死に物狂いで戦ってくるはずだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…