18歳安田祐香が4位に プロテスト合格前にアマ優勝が先か
【ニトリレディス】最終日
今大会のセッティングは塩谷育代プロが担当した。ピン位置は難しく、バーディーチャンスにつけるには勇気をもって狭いエリアを攻められるか、女子プロの総合力が試された。
「真の実力者に勝ってもらいたい」という塩谷プロのポリシーがセッティングに込められており、勢いだけでは勝てないと多くの女子プロが警戒するタフな会場だった。
そして試合前に、「(勝つのは)安田祐香かな、と思っていた」と塩谷プロがこう明かす。
「彼女はマネジメントの準備がスゴイ。前日からスタート前まで念入りにコース攻略の予習をしている。いつもハウスキャディーを起用しており、ここ一番での決断力や思い切りの良さがある。多くの女子プロは帯同するプロキャディーのジャッジに頼っていますが、安田は自分で考えている。海外での経験もあり、いつ勝ってもおかしくないだけの力を備えています」
大会3日目には一時単独首位に立ち、最終日は勝った鈴木愛、ベテランのアン・ソンジュと最終組で回って通算8アンダー4位。4日間ともアンダーを記録し、すでにプロと互角に張り合っている。