松山英樹が復調の兆し 契機はマレット型パターへの変更
松山英樹が「ジェネシス招待」5位に続き、「WGCメキシコ選手権」6位と2週連続トップ10を決めて調子を上げています。
大きいのはパットの復調です。「ジェネシス招待」ではストローク・ゲインド・パッティング(SGP=パットがスコアに貢献したスタッツ)が63位でしたが、先週は33位と大きく改善されています。初日8位、2日目4位といいスタートを切りながら、3日目にスコアを伸ばせずに9位に後退したのもSGPが最下位だったからです。
パットの良し悪しだけで順位が大きく変わり、ほんの小さなミスが命取りになるPGAツアーのレベルの高さ、競争の激しさをよく物語っています。グリーン上ではチャンスを1つでも多くモノにして、苦しいパットをしのいでいかないと優勝争いに加わるのが難しいのです。
予選通過の危機から64と爆発したジェネシス招待3日目から投入したマレット型パターを使い続けているのも好調の要因だと思われます。
パットは繊細な感覚が求められ、イメージしたよりもボールが転がりすぎても、カップに届かなくてもダメです。