松山の“弱点” スイングに不安があればメジャーは戦えない
ティーショットが初日から曲がり、本人も「原因は力み」と語っていたように、スイングに不安な部分があれば勝つのは難しい。4日間のフェアウエーキープ率35・71%(ランク76位)ではPGAツアーのレベルを考えれば、上位争いに加わるのは困難です。
22位に終わりましたが、それでもフェデックスランクは18位につけており、プレーオフ最終戦進出の圏内です。
「ショットやパットの精度を高めないといけない」と反省しており、最終18番でのダブルボギーや、もうひとつスコアを伸ばせなかった原因を再確認して、次戦につなげるべきです。
5年ぶりのメジャー挑戦だった石川遼は1打足りずに決勝進出を逃し残念でした。それでもスコアのまとめ方や、アプローチなど小技がうまいので、米ツアー再挑戦のプランが出てきてもいいでしょう。
■渋野のスコットランド2連戦が始まる
さて、渋野日向子の「スコットランド女子オープン」(13日開幕)、メジャー「AIG女子オープン」(20日開幕)の2連戦が今週から始まります。今季は国内の「アース・モンダミンカップ」予選落ちという嫌なイメージもあり、チャリティーマッチではスイングのばらつきが気になりました。バックスイングのトップが低く、コンパクトになっていました。
ボールのつかまりが悪く、右に曲がる原因です。ティーショットの修正と、リンクス特有の風やポットバンカー対応が必要でしょう。WOWOWの解説でじっくり渋野のプレーを見たいと思います。