松山英樹 悲願のメジャー優勝はパッティングのデキ次第

公開日: 更新日:

 6日からメジャー「全米プロゴルフ選手権」(米サンフランシスコ・TPCハーディングパーク)が無観客で開幕する。日本選手は松山英樹石川遼の2人が出場する。

 松山は優勝予想19番手に挙げられて、ストロークゲインド(SG)ティー・ツー・グリーンがランク2位と抜群のショット力が評価されている。

 新型コロナによるツアー中断からの再開後に、予選通過した3試合はいずれもトップ25という安定感もある。ただ、問題はグリーン上だ。SGパッティングだけマイナスであり、ランク199位と足を引っ張る。

 グリーン上での試行錯誤について小暮博則プロがこう解説する。

「以前はワイドスタンスで前傾姿勢が深く、肩と両腕のアングルが五角形でした。上腕から肘までが胸にくっついて安定したストロークができます。しかし、スタンスからボールが遠くなるとヘッドはインサイドインの軌道になりやすく、ショートパットを外すシーンが多かった。そこで、今では姿勢を起こしてボールの近くに立ち、スタンス幅も狭くなりました。パターヘッドもストレートに動きやすい。アドレス時に左手で右わき腹あたりを触るのも、ボールに近づいた分だけ、腕の通り道が窮屈になりやすい。左腕1本分のスペースを確認するだけで、肩から下をスムーズに動かす目的があるのでしょう」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…