G戸郷“実質2年目”ジンクス打破の予兆 桑田指導にモノ申す
上々のデモンストレーションとなった。
昨季9勝を挙げた巨人の戸郷翔征(20)が、今季初の対外試合となるDeNAとの練習試合に登板。3回2安打無失点と好投した。
最速は151キロ。「今日は頼りたくなかったけど、いい感じで落ちたので」と得意のフォークで2三振を奪った。
すでに開幕2戦目の先発が決まっており、そのDeNAを相手に、惜しげもなく新球ツーシームも披露した。「去年は真っすぐを打たれたので、ゴロでゲッツーを取れたら一番いい」とオフ期間から習得に励んでいた。「去年と同じだったら結果は出ない。もっと進化していけるように、長く野球をやるためです」と理由を説明した。
1月に就任した桑田真澄投手チーフコーチ補佐(52)にも、はっきり言えた。
さるチーム関係者がこう言う。
「桑田コーチは『まだ3年目。たとえ球種が少なくても、今は増やすより持っている球種を磨いた方がいい』と指導したそうです。でも戸郷は『昨年の後半は結構打たれた。新しい球が絶対必要です』と譲らなかった。そこまで言うならと、桑田コーチの方が折れたそうです」