巨人井納が初対外試合で無失点 だから補強はやめられない

公開日: 更新日:

 DeNAから巨人にFA移籍した井納翔一(34)が25日、移籍後初の対外試合となる中日戦に先発。3回無失点と好投した。

「変化球の精度が良くなかったけど、調子が悪いなりに投げられた」と反省したが、許した安打は京田の右越え三塁打のみ。二、三回は3者凡退に抑え、順調な調整ぶりを見せた。

 原監督は「真っすぐが走っていた。変化球に重きを置くと良さが半減するから」と評価した。

 2年ぶりの復帰情報が流れたDeNA時代の元同僚・山口が、米ジャイアンツと契約したことも、好調ぶりと無関係ではないかもしれない。井納は本紙のインタビューで「厳しい環境、強いチームでやりたくて巨人を選んだ。誰が相手だろうと結果を出し続ける。ダメなら二軍ですから」と強い覚悟を口にしながら、山口を意識していないわけではなかった。再び同僚になることはなかったが、さらなる自覚が芽生えるには十分のニュースだったに違いない。

 開幕ローテ争いは、菅野、戸郷、サンチェスが当確。残る3枠を井納、今村、畠、高橋、平内、桜井らが激しく争っている。ただ、ドラ1新人・平内が前回登板で3回7安打5失点と炎上。2被弾でプロの洗礼を浴びれば、この日2番手で登板した高橋も4回7安打3失点とピリッとせず。宮崎1次キャンプから飛ばしてきたガス欠気味の若手を尻目に、井納は4人目のローテ枠へ一歩前進した格好となった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇