メジャー2大会で息を吹き返した渋野日向子 苦手のエビアン選手権攻略に「2つのキーホール」
【エビアン選手権】第1日
全米女子オープン2位、全米女子プロ7位で復活をアピールした渋野日向子(25=写真)。今大会は3年連続3回目の出場だが、過去2年は予選落ちと59位。本人もあまりいいイメージは残っていないだろう。
予選で姿を消した2年前は通算9オーバー126位とボロボロ。2日間で奪ったバーディーはたったの2つだった。その1つが16番パー3だった。
このコースは5つあるパー3の難度が比較的高い。例えば、4ヤードほど打ち下ろす16番(148ヤード)はグリーン手前に池があり、右から左への傾斜が非常に強い。
レマン湖を望む絶景の2番(167ヤード)は名物ホール。32ヤードもの打ち下ろしでグリーン手前には大きなバンカーが待ち構える。2ホールともグリーンを外すとパーセーブにも苦しむホールだが、渋野は通算5オーバーだった昨年、この2ホールでスコアがよく動いた。
2番は初日から3日目までボギー。16番は最終日こそボギーとしたが、初日と3日目はバーディー。2日目はピン右手前に乗ったボールが硬いグリーンに跳ねて、奥下のカート道へ。このピンチを絶妙なアプローチでパーをセーブした。前記したように2年前もバーディーを取っており、相性はいいホールだ。