これで「下痢」には悩まない(1)お腹の“性格”だから気にしないのが一番の対策

公開日: 更新日:

 通勤電車の中で急にお腹の具合が悪くなり、慌てて降りてトイレに駆け込んだ……そんな経験はないだろうか。現在、日本では多くの人が「慢性的な下痢」に悩んでいる。原因はなんなのか、そして治すためにはどうすればいいのか。日本消化器病学会専門医で「東長崎駅前内科クリニック」(東京・豊島区)の吉良文孝院長に聞いた。

「感染性腸炎などの急性下痢症や特殊な慢性的な下痢を起こす病気を除いた場合の話になりますが、お腹を動かすホルモンとそうでないホルモンがあって、通常はバランスを取って正常な便通になっています。しかし、そのバランスが崩れるとお腹を下してしまう、というのが今回のような下痢です。そのトリガーは緊張だったり、飲食物だったり、いろいろな要因があるのですが、お腹の“性格”として、お腹を動かす方にアクセルがベタ踏みになってしまう人がいるのです」

 トリガーとなる飲食物は、油もの、乳製品、小麦類、大豆、ニンニク、キノコ、フルーツなど、人によってさまざまだ。酒、たばこ、カフェインは万人のお腹が動くという。また、お腹の“性格”である以上、基本的には下痢を引き起こすそのトリガーを変えることはできない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    俳優・山口馬木也さん「藤田まことさんは『飲め、飲め』と息子のようにかわいがってくれた」

  2. 2

    前代未聞の壮絶不倫・当事者のひとりがまたも“謎の欠場”…関係者が語った「心配な変化」とは???

  3. 3

    テレ朝ナスD“経費横領&パワハラ処分”に「見せしめ」の声も…家族団らん投稿の美人料理家妻に同情集まる

  4. 4

    自信なくされたら困るから? 巨人・田中将大がカブス戦登板「緊急回避」の裏側

  5. 5

    東原亜希の“黒帯バスローブ密会”乗り越えた「許す力」は佐々木希以上? 経済的自立も目指す強心臓とたくましさ

  1. 6

    料理研究家の森崎友紀 “本業”専念も恋愛は「年も年なので」

  2. 7

    兵庫県パワハラ知事に残った選択肢は「議会解散」のみ…多数派工作で延命図るか?味方は“情報漏洩3人組”のみ

  3. 8

    あす旧統一教会に解散命令か? N国党に急接近の不気味、タダでは転ばない悪あがき

  4. 9

    巨人の“アキレス腱”は絶対的セットアッパーが使えないこと…新助っ人キャベッジで外国人枠「満員」

  5. 10

    佐々木希が「芸能人格付けチェック」で"地雷キャラ"といじられ…夫・渡部建を捨てないもう1つの理由