「下肢静脈瘤」による足のだるさを改善させるには?

公開日: 更新日:

「夕方になるにつれ足のむくみがひどく、夜中はこむら返りで目が覚める日が続いています。先日、病院を受診したところ『下肢静脈瘤』と診断されました。高齢なのでなるべく手術は受けたくないのですが……」

 そう話すのは、都内に住む80代の女性。下肢静脈瘤は高齢になるにつれ罹患率が高くなる足の病気で、国内の患者数は1000万人とされています。

 下肢の静脈は、ふくらはぎの筋肉のポンプ機能を利用して血液を心臓へ戻している血管で、逆流を防ぐために弁が付いています。静脈瘤は弁のしまりが悪くなり下肢の静脈に血液がたまる病気で、発症すると足の皮膚の下で血管がボコボコと盛り上がったり、むくみやかゆみ、だるさの症状が見られます。

 女性に多い疾患のひとつで、出産経験のある女性の2人に1人が下肢静脈瘤を発症するとの報告もあります。

 妊娠中は子宮が大きくなり骨盤内の静脈を圧迫して下肢の静脈の流れが悪くなるほか、女性ホルモンの影響で血管が拡張しやすいからです。

 下肢静脈瘤は放置していても命に関わる病気ではありません。しかし、自然に治ることはなく、進行すると血管のコブが目立ちやすくなり、足のだるさが悪化して日常生活に支障を来すようになります。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  2. 2

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    巨人・田中将大“魔改造”は道険しく…他球団スコアラー「明らかに出力不足」「ローテ入りのイメージなし」

  5. 5

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  1. 6

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 7

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…

  3. 8

    佐々木朗希を徹底解剖する!掛け値なしの評価は? あまり知られていない私生活は?

  4. 9

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  5. 10

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…