専門医のもとで生物学的製剤の治療に替えたら症状がみるみる改善
大西裕次さん=尋常性乾癬
8年ほど前、頭皮におできのようなものができ、皮膚科へ行くと尋常性乾癬(かんせん)と診断されました。それからお尻の柔らかい部分、お腹、足など体のあちこちに赤い斑点ができるようになり、うろこ状のようになって皮がポロポロ剥がれていく。かゆみが伴う。尋常性乾癬の特徴的な症状が出てきたのですが、そのうち、足の痛みも出てきたんです。
足だけでなく、腰も痛い、関節が痛いとなりました。これは大変だとある中堅クラスの病院を受診したところ、乾癬性の関節炎が起きているといわれました。
5~6年ほど、月1回ほど診てもらっていたのですが、主治医の先生が乾癬の専門でないということもあり、あまり良くならなかったんです。塗り薬と飲み薬を毎日欠かさず使っても、赤みが出てくるし、関節のこわばりで痛い痛い、と。
そんな時に新聞で、通える範囲の三重大学付属病院に膠原病科ができたと知りました。今までの先生も熱心に診てくれていたので、迷いに迷い、しかし後悔するのが嫌だからと思い切って相談すると、快く「(転院を)いいですよ」と言ってくれました。