バイデン大統領とトランプ元大統領の健康状態は限りなく不透明
11月のアメリカ大統領選は、バイデン大統領とトランプ元大統領の一騎打ちに決まりました。その2人の健康状態への懸念が、繰り返しメディアを騒がせています。
バイデン大統領は81歳、トランプ大統領は77歳で2人とも高齢です。次の4年間大統領という激務を務めることができるのかという不安を、有権者が抱くのは当然です。
演説中に2人が人の名前を言い間違えたり、口ごもったりするたびに、やはり年齢的に無理なのではないか、他に候補はいないのかという憶測が飛び交っています。
しかし医療の専門家は、「こうした見かけだけで判断してはいけない。大統領の仕事に耐えられる健康状態であるかどうかは、医師による詳しい健康診断の結果を見なければわからない。」と警鐘を鳴らしています。
問題は、こうした健康診断の結果がほとんど公表されていないことです。
ニューヨークタイムスによれば、2008年の大統領選では、当時71歳だったジョン・マッケイン候補が、健康状態に関する1000ページ以上の報告書を公開しました。