著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【納豆】夜に食べて朝方の血栓症の予防に役立てたい

公開日: 更新日:

 日本人の食卓に馴染みの深い納豆の歴史は古く、縄文時代の終わり頃にはすでに納豆のようなものが食べられていたと言われます。この頃、中国から稲の栽培方法が伝わり、人々が暮らしていた竪穴式住居に使われていた稲わらには納豆菌が豊富に存在していて、大豆が偶然、発酵する可能性があったからとも考えられています。

 奈良時代にお坊さんがお寺の納所で納豆を作っていたことから「納所豆」と呼ばれており、縮んで「納豆」となったという説や、神様に感謝し神棚に供えた煮豆にしめ縄が触れ、稲わらに住みついた納豆菌が繁殖したことから「納めた豆」が縮んで「納豆」と呼ばれるようになった説など、名前の由来は諸説あります。

 なんとなく日本特有のイメージが強い納豆ですが、なんと外国でも製造されています。といっても、中国の「タチオ」やアジア諸国の大豆加工品のほとんどには、日本の独自のネバネバ感はなく、調味料や保存食として利用されています。その中で、ネパールの「キネマ」やインドの「バーリュ」などは、味や香りが日本の糸ひき納豆に近いかもしれません。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    自信なくされたら困るから? 巨人・田中将大がカブス戦登板「緊急回避」の裏側

  2. 2

    「相棒」芹沢刑事役の山中崇史さんが振り返る俳優人生…地下鉄サリン事件「忘れられない」

  3. 3

    前代未聞の壮絶不倫・当事者のひとりがまたも“謎の欠場”…関係者が語った「心配な変化」とは???

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    西武・鳥越裕介ヘッドコーチ「厳しく指導?僕は基本、怒らないんですよ。ただ…」

  1. 6

    巨人・田中将大の早期二軍落ちに現実味…DeNA二軍の「マー君攻略法」にさえなす術なし

  2. 7

    ニデック永守重信会長の堪忍袋の緒が切れる? 「売上高4兆円」達成に不可欠な牧野フライスの買収が難航中

  3. 8

    兵庫県・斎藤知事パラハラ認定にも無敵の“居座り” 「公務多忙」理由に第三者委報告書にコメントしない厚顔

  4. 9

    佐々木朗希「通訳なし」で気になる英語力…《山本由伸より話せる説》浮上のまさか

  5. 10

    復権狙う自民旧安倍派にトドメ!「10万円商品券」配布問題でチルドレンが石破首相に“助け船”の爆弾証言