なぜ、いま「コーチ」が必要なのか? エグゼクティブコーチに聞く
いまは「自己責任」の時代。すべての行動は自分で情報を集め、分析して、行動に起こし、その結果の責任は自分が負う。他人任せでは生きられない時代だ。だからこそ、自分の目標達成を支援し、より理想的な未来を導いてくれる「コーチ」の存在が貴重となる。コーチは、「相手の意思を問いかけて聞く」ことにより、自分が本当に望む目標や理想に気づかせてくれて、自発的な行動を促し、心の安定・健康にも寄与してくれる。
こうしたコーチの仕事のことを「コーチング」といい、いまはスポーツだけでなく、起業、受験、演技などさまざまな分野でのコーチングが重宝されている。最近は年齢に限らず独立志向が強い人が少なくないことから、今回は主にベンチャー起業やスタートアップ起業の経営者向けのエグゼクティブ・コーチである和気香子氏にコーチングの実際を語ってもらった。
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WHO憲章では、「健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが 満たされた状態にあること」と定義しています。 肉体だけではなく、精神や社会も含めています。たしかに、病気ではなくても、仕事がうまくいかなくて落ち込んでいる時、人間関係で問題を抱えている時などには、「健康だ」と言い切れない気がしませんか?