「放たれた虎」ミック・ヘロン著 田村義進訳

公開日: 更新日:

 ロンドン・フィンズベリー自治区にある「泥沼の家」は、仕事でミスを犯したスパイが送られる情報部保安局の出先機関。「泥沼の家」のリーダー・ラムは、ある朝、全員を集め、無断欠勤した秘書のキャサリンについて情報を求めるが、誰も答えられない。ミーティング中、リヴァーの携帯電話に手錠と猿ぐつわで拘束されたキャサリンの写真が届く。誰にも打ち明けず、リヴァーがメールで指示された場所に行くと、待っていた男は、キャサリンと引き換えに80分以内に厳重に保管されたある情報を本部から盗み出してくるよう要求してくる。

 落ちこぼれの情報員たちを主人公にしたスパイ小説「窓際のスパイ」シリーズ第3弾。

(早川書房 1160円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ダウンタウン浜田雅功の休養でよぎる2023年の「意識障害」報道…「前日のことを全く記憶していない」

  2. 2

    フジテレビ30代アナ永島優美、椿原慶子が辞めて佐々木恭子、西山喜久恵50代アナが居座る深刻

  3. 3

    蒔田彩珠は“この役なら変われる”と奮起して「富永蒼」役をゲット

  4. 4

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  5. 5

    コシノジュンコそっくり? NHK朝ドラ「カーネーション」で演じた川崎亜沙美は岸和田で母に

  1. 6

    40歳目前の綾瀬はるかは"長い春"か…冠番組に映画主演と「決断できない」ジェシーとの関係

  2. 7

    岡田准一が真田広之をライバル視…Netflix超大作時代劇「イクサガミ」での“無茶ぶり”には困惑の声も

  3. 8

    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

  4. 9

    浜田雅功の休養で暗雲漂う…大阪・関西万博とダウンタウン活動再開の行方

  5. 10

    精神科医・和田秀樹氏が語る「老害」を乗り越える方法