「ラブラバ」エルモア・レナード著、田口俊樹訳

公開日: 更新日:

 マイアミのサウスビーチに住む元シークレットサービスのラブラバは、3年前に写真家に転向。捜査でカメラを扱ううちに写真の魅力に開眼したのだ。ある日、ラブラバはホテルの支配人・モーリーに頼まれ、デイトナビーチにある保護施設に向かう。施設に収容された知人の女性から身元引受人を頼まれたらしい。モーリーが女性を迎えに行っている間、受付で待っていたラブラバは、警官になりすました男に難癖をつけられ困っていた職員に助け舟を出す。翌朝、ラブラバはモーリーが連れて帰った女性が少年時代から憧れの映画女優・ジーンだと気づき、心が浮き立つ。やがて、彼女がトラブルに巻き込まれていることが分かる。

 アメリカ探偵作家クラブ賞受賞の巨匠の代表作。

(早川書房 1900円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志氏はパチプロ時代の正義感どこへ…兵庫県知事選を巡る公選法違反疑惑で“キワモノ”扱い

  2. 2

    タラレバ吉高の髪型人気で…“永野ヘア女子”急増の珍現象

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 4

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  5. 5

    《#兵庫県恥ずかしい》斎藤元彦知事を巡り地方議員らが出しゃばり…本人不在の"暴走"に県民うんざり

  1. 6

    シーズン中“2度目の現役ドラフト”実施に現実味…トライアウトは形骸化し今年限りで廃止案

  2. 7

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    大量にスタッフ辞め…長渕剛「10万人富士山ライブ」の後始末

  5. 10

    立花孝志氏の立件あるか?兵庫県知事選での斎藤元彦氏応援は「公選法違反の恐れアリ」と総務相答弁