「半沢直樹」に続き8年ぶり主演映画でも…上戸彩は“女房役”が光る
「料理の世界を描いただけあって、食材や食器は目にも楽しく、揚げ物の音や薪のはぜる音ひとつとってもディテールが凝っています。でもこの作品の評価すべきは、“料理物時代劇”だけにあらずということ。江戸時代の3大お家騒動のひとつともいわれる加賀騒動を取り上げ、守旧派と改革派の戦いを直接的なチャンバラシーンを描かずに伝えている。それは現代社会にも通じていて、企業という組織に属し、日々さまざまな選択を強いられるサラリーマンにとっても大きなヒントを与えてくれるような作品に仕上がっています」
メガホンを取ったのは、釣りバカ日誌シリーズを手がけた朝原雄三監督。「半沢直樹」に続いてすっかり女房役が板についた上戸。夫・HIRO(44)に振る舞う“うちのごはん”も気になるところだ。