「全身がん」の樹木希林はゆるキャラ顔負けの“超自然体”
「いつ死ぬか、っていうと“死ぬ死ぬ詐欺”みたいだけど」
25日、ドキュメンタリー映画「神宮希林 わたしの神様」の完成披露舞台挨拶に出席した樹木希林(71)はそう言って笑った。
昨年3月に「全身がん」と公言し、先月15日に今回のがん治療が終了。自身の体調について聞かれると、「(体調は)治療する前もした後も変わらない。生活の質が変わらないのはありがたい。よく<頑張っている>と報道されるけど、ちっとも頑張っていないんですよ。大きく体に影響するもの(がん)は消滅していると思います。小さいものはあると思いますが」と報告した。
舞台挨拶にはコートを羽織り、左手にはカバンを持って登場。“そのまますぐにでも帰れます”といった姿で「私はマネジャーも何もいないから」と笑いながら写真撮影に応じていた。
質疑応答では隣にいた阿武野プロデューサーにツッコミを入れたり、「ハイ、どうぞ」と自ら記者に質問を促して答える一幕も。
映画のキャッチコピー「いきることにつかれたら ねむりにきてください」にちなんで「(映画代が)ラブホテルの休憩より安いので、眠くなったらぜひ」とPRして笑いを誘っていた。