息子が語った周富徳の素顔 「好物は中華でなくハンバーグ」
その志鴻が父の意外な素顔を明かしてくれた。
「家では本当に優しい父親で、殴られたのは一度だけ。10歳のころ、僕がくだらないワガママを言ったことに怒ったんです。一人っ子で、おふくろが怖かったというのもあって父にはワガママし放題だった。家ではあまり料理は作っていませんでしたが、時々、中華街で鶏を買ってきて春雨と一緒に煮込んだ一品はおいしくて忘れられません。自宅では作らない代わりにホテルのレストランに連れて行ってもらったり、外食が多かった。中華ではなく、ハンバーグとか洋食が好きだったみたいです(笑い)。ただ、単に食べるだけじゃなく、洋食からもヒントを得て研究していました」
天国で振っているのは、中華鍋じゃなくてフライパンだったりして……。