息子が語った周富徳の素顔 「好物は中華でなくハンバーグ」
「殴られたのは後にも先にもあの一度だけでした」
こう振り返ったのは、「炎の料理人」周富徳(享年71)の息子・周志鴻。誤嚥性肺炎のため4月8日に亡くなった周富徳の「お別れの会」が13日、自身がオーナーだった東京・北青山の「広東名菜 富徳」で営まれた。
道場六三郎(83)、岸朝子(90)など「料理の鉄人」でお馴染みのメンバーのほか、鳩山邦夫衆院議員(65)や舛添要一東京都知事(65)などが献花に訪れ、故人を偲びつつレタスチャーハンやエビマヨなどに舌鼓。また、90年代に「浅草橋ヤング洋品店」(通称・浅ヤン)の出演でバラエティー進出のキッカケをつくったテリー伊藤(64)も参列し、「園遊会とかすごいところで作ってた方なのに、僕が面白おかしくテレビの世界に引きずり下ろしちゃって、申し訳ないと思っている。でも、周さんは女好きだった。ロケにカワイイ子を連れて来たり、楽しい思い出しかない」と懐かしんだ。
リハビリ施設で容体が急変し、病院に運ばれるも意識が戻らないまま亡くなった周。長男で喪主を務めた志鴻は「父が『家に帰りたい』と言ったのに『回復してから帰ろう』と言った。今思えば、無理しても連れて帰ればよかった」と悔やんだ。